全国本番の前々日の夜。
紫希は机に向かって日課の詩を書いていた。
所。
~~~~~♪
「?誰でしょう・・・」
時間的に紀伊梨は遅い。
からそれ以外の誰か、と思いつつスマホを開くと、意外な名前が出てきて、紫希はちょっと人見知りが発動した。
「・・・はい、もしもし春日です。」
『跡部だ。夜分に悪いな。』
紫希は居住まいを正した。
一瞬えっ、と思ったが本当に跡部の声だ。
「いえ、大丈夫です。」
『そうか、助かるぜ。』
「それほどの事でも。ところで、どうなさったんですか?急に・・・」
『それなんだが、折り入って頼みたいことがある。』
「・・・私に、ですか?」
『正確に言うとお前に限定しなくとも良いんだが・・・まあ、一先ずお前が一番適任かと思って選んだんだ。お前の裁量で、他の奴も呼んで良い。全国前に悪いと思っているが・・・』
「ま、待って下さい・・・一先ず悪いとかそういう事は大丈夫なので、本題の方を・・・何をすれば良いんですか?」
『ああ、実はーーーーー』