Key note - 1/6



放課後を告げるチャイムが鳴ると、生徒たちは皆バラバラな行動を取りだす。
だらだらと帰る者も居るが、目的のある生徒はやはり行動が早い。

この少女のように。

「じゃあ、私行くね!」
「えっ!?可憐、もう部活決めたの?」
「うんっ!」

可憐は教室の入り口で、満面の笑みで今日出来た友人を振り返った。

「私!男子テニス部のマネージャーなんだあっ!」

それは嬉しそうな顔で、パタパタパタ・・・と駆けていく可憐を、可憐の友人はポカン顔で見つめていた。

「・・・桐生さん、大丈夫かなあ。」
「えっ?」

「なんか、男子テニス部のマネージャーってさ、今大変らしいよ?」