Outing 1 - 1/7


今年の連休は5日。
その内の頭2日間、ビードロズの4人とテニス部の面々は、それぞれの活動に明け暮れた。

休みでも音楽室は借りられる。
朝来ては夕方まで、紀伊梨と千百合と棗の3人は楽器を弾いて過ごした。

紫希は、学校に居る時間の内半分は音楽室で過ごしたが、もう半分は図書室で過ごした。
読んで読んで、読みまくった。置いてある本なら、児童書からライトノベル、エッセイから論文まで、何でも読んで知識と語彙を増やした。

日がオレンジ色になると、4人で集合。
ちょっと寄り道して、まだまだ練習するテニス部を遠目で見て、帰宅。

そして今日。

ビードロズは東京へ行く。






「・・・どうしましょう。」

紫希は目覚まし時計を見て呟いた。
午前、4時26分。

(ちらっとは思いましたけれど、やっぱり昨日早く寝過ぎてしまいました・・・)

待ち合わせに早く来るならまだしも、遅れるなんてあってはならない。
そう思った紫希は昨晩、異様に早寝してしまい、そのおかげで目覚ましが鳴る3時間前に起きてしまった。

もう一度寝ようか、と迷ったものの、目がバッチリ冴えてしまっている。

(・・・起きてしまったものはしょうがないですね。折角ですし、何かしましょうか?)

例えば、読みかけの本を読むとか。作詞を進めるとか。
何か。早朝に捗りそうな事。

こんな天気の良い日に。

「・・・・うん。決めました!」