Booty 2
昼食が終わると、生徒たちは皆ぞくぞくとプールに向かい始める。忍足も例外ではなく、さっと荷物を纏めて大会の準備である。結局彼奴本当にイメトレしかしてなかったけど・・・なんて視線を背中に感じつつ教室を出て廊下を曲がると、丁度同じ方向に行こうとし…
四季の唄
Booty 1
朝の通学路。は伊丹達と太陽に見守られながら登校していた。「ふふふふふ・・・ふふふふふふ!アダッ!何すんの朝香!」「あ、ごめ~ん。出来るようになった途端うぜえな~って思っちゃって~?」「わかるわー。」「わかんの!?」「でも間に合って良かったね…
四季の唄
For dive 3
無事一式買い揃えられた一同は、向日と忍足と商店街で分かれて今は駅に向かって歩いていた。「はーあ・・・」「やっぱり重いですよね・・・」「暑いー!疲れたー!」水着は兎も角、浴衣は一式買うとかなり嵩張る。浴衣本体に、帯に下駄にアクセサリーにと諸々…
四季の唄
For dive 2
忍足の思い出した商店街というのは、向日達の店や家が立ち並ぶ所謂地元の商店街である。向日達は生粋の地元人で、親がどこでどんな風に働いてるかよーく知っているので話をしていると商店街は度々登場する。「とーきょーにも商店街ってあるんだねー!」「?無…
四季の唄
For dive 1
「ねーねー!らいしゅーお買い物行こーお買い物!」昼のC組で、弁当ごとやってきたが叫んだ。「やだ、1人で行けよ。」「1人で行ってどーすんのさもー!ってゆーか、っち忘れてるっしょー?水着!浴衣!」「ああ!そうでした、そうですね。今行っておかない…
四季の唄
Someday
「七夕?」そうやって聞き返してきた声音に、どうやら七夕は「王様が御存じない事シリーズ」の一つであるニュアンスを周りはなんとなく感じる。「7月7日の行事やねん。夏の風物詩やな。」「短冊にお願い事を書いて、笹に吊るしてお祈りするんだよっ!」「元…
四季の唄
Wishes 2
夏は夜が遅い。今はもう19時目前だと言うのに、駅前は未だに明るく、まだ空にはオレンジの部分さえ見かける。「今日は七夕でーす!皆でお星様にお願いしましょー!」なんて言いながら駄菓子を無料配布するスタッフのお姉さんの目の前に、にゅっと出される手…
四季の唄
Wishes 1
「ふふふん♪ふふふん♪ららららー♪」「よっ!おはよ。」「あ!ブンブンおっはー!ねえねえ、ブンブン今日部活の後空いてる?」「今日?えらく急だな、空いてるけど。一応。」「おしゃー!じゃあじゃあ、皆で七夕行こーよ七夕!笹の葉サラサラしよー!」「七…
四季の唄
In heaps
はドジである。ドジであるが、それは抜けてるという事であって、別に頭が悪いとか運動音痴だとかそういうわけじゃない。ちゃんと慌てないで落ち着いて取り組めれば、大概の事には実はそう苦労はしない。「・・・真美?」「お願いします、カミ様ホトケ様様!私…
四季の唄
For the summer 2
本日の放課後はてんでバラバラ。はプール掃除の当番。は応援部の井谷に呼び出し。と棗はクラスメイトに呼び出し・・・とそれぞれ全く関係のない方向へ動く。今日この中で一番身体的に過酷な目に遭ったのはだった。(暑い・・・!)じりじりと焼け付く太陽。そ…
四季の唄
For the summer 1
7月になった。暑い。暑い暑い夏が始まった。「あづい・・・」「アイス食いてえ・・・」B組の2人はもう既に溶けそうで、午前だと言うのに今からしんどそう。「・・・お前舌出して何してんだよ?」「えー?だってあれっしょー?わんわんって、こうやって涼し…
四季の唄
Current
「・・・・・・」忍足は、ジャージ姿でバスから外を眺めていた。本日、曇り空。県大会後半戦日和とは言い難い不穏な天気。そしてこの天気のように、ちょっと溜息を吐きたい感じ。気分的には。『手伝うな?』『そう!』『なんや急に・・・』『あっ、あのねっ!…
四季の唄