四季の唄

First RAINBOW FESTA:Rally

駅前。人が多数行き交うこの場所で、きょろきょろ。駅中に入っている、ユニクロの前で待ち合わせになっていたから、その辺の筈。「・・・あっ!居た、忍足君っ!」「ちゃん、おはようさん。」「ごめんね、待たせちゃっ・・・と、と、と!」「慌てへんでええか…

First RAINBOW FESTA:Today is・・・

「ええと、醤油・・・醤油どこや醤油!目玉焼きには醤油やろ!」「シンクの下やて。」「さっき見たけどあらへんかったで?」「探し方が悪いだけや。もっとよう見てみ?みりんの奥とか。」「・・・兄ちゃん、何してんのん?」忍足翔太は、何やら休日の朝から台…

Aurora festa

ある日、網代が言った。明後日の土曜日、お祭りにいかないかと。「お祭りなんかあるんや。」「でも、土曜日は部活がーーー」「午前中はなしでしょ?電気のメンテやるって、今日部長様が言ってたじゃない?」先日の合宿の時、落雷によって停電したことを受け、…

Training camp – in Irupinet Hotel -:Come out

「で、やっぱり前言った時間取ってやる案が良いんじゃねえかと思っ・・・幸村君?」「あはははは・・・ははははは!」おかしくてたまらんと言う風に、幸村は大きく笑っていた。普段だったら笑うとき口に添えられている手は、今はお腹を抑えるのに使われている…

Training camp – in Irupinet Hotel -:Unravel night

ホテルで夕食を摂った後、テニス部は入浴。とは言っても、旅館ならまだしもホテルは部屋にバスルームがくっついているので、別に順番とか時間とか気にしなくて良い。だから丸井と桑原が風呂から上がって廊下を歩いている中、他の部屋で他の部員が風呂に入って…

Training camp – in Irupinet Hotel -:Star

赤い提灯。「おお・・・・」群れる人の波。「おお・・・・・・」そこらじゅうから漂う、香しくお腹が空く匂い。「おおおおおー!」そう、ここは中華街だ。「やったー!中華街だー!」「何回か来た事あるでしょうに。」「あはは・・・でもやっぱり、久しぶりに…

Training camp – in Irupinet Hotel -:Disuguise 2

「ふいいいぃぃぃぃ~・・・・」午後。また借りたホールに閉じこもり、は大きく息を吐いた。「お疲れ様でした、ちゃん。大変でしたね・・・」「本当だよー!ちゃん超頑張ったんだよ!本当だよ!あーん、一旦はいけたと思ったのにな~・・・」「ま、頑張ったん…

Training camp – in Irupinet Hotel -:Disuguise 1

「えええええーーーーー!?」イルピネットホテルの一室では驚愕の叫び声をあげた。「じゃあじゃあ、ゆっきー達みーんな同じホテルに泊まってるの!?」「そうでーすw」そう。不運な事故から当初合宿予定地としていた住良木旅館に宿泊できなくなってしまった…

Training camp – in Irupinet Hotel -:Travel companion

「ふっふふーん、ふーん♪」大の男にして鼻歌を歌うのは雄一。と棗の親であり、同時に写真家でもある彼は、珍しく業務が早く終わりそうでご機嫌さんなのだ。「・・・よし!じゃあ編集長、今日はこれで!」「おう、お疲れさーーー「あ、待って~。」待ったをか…

Sea world

「海ヶ浜シーワールド行こっかな~?」珍しく起きてスコア見てると思ったら、芥川はテニスと欠片も関係ないと思われることを呟いた。「海ヶ浜シーワールド?」「良いわね、海ヶ浜シーワールド!私も行きたいと思ってたのよ、ね。」「茉奈花ちゃん、知ってるっ…

Summer greetings

8月に入った。まだ上旬だというのに、連日暑い。日差しがカンカンと照りつける中、今日も立海テニス部は練習に勤しむ。「休憩ー!昼休憩でーす!」マネージャーの合図で、皆練習を一旦止めて部室に戻る。冷房は勿論ガンガンだ。ああ、汗引いていく。涼しい。…

Training camp – in Hyoutei gakuen -:Extream heat 2

思考が働かなかった。落合が気づいてくれたのも知っている。忍足が運んでくれたのも知っている。知っているけれど、それを元に何かを考えることが出来ない。目の前で起きている事を認識するだけでもう精一杯。意識はあっても脳みそは全然回っていない。しかも…