丸「なあ黒崎、電子辞書持ってねえ?」
3「何、藪から棒に。ていうか紀伊梨に借りたら良いじゃん、同じクラスなんだから。」
丸「そもそも持って来てねえって。」
3「ああ。でも私も今日は持って来てたかどうか。ちょい待って、探す。」
丸「悪い。」
3「んー・・・あれ、ロッカーだっけ。」
丸「あ、おい。なんか落ちたぞ。」
3「ん?ああ、プリ帳だわそれ。」
丸「へえ!お前こんなの持つんだな。」
3「持つんじゃない、紀伊梨に持たされてんの。でなきゃそんな柄のそんなもん持たないわよ。」
丸「ま、確かに柄じゃねえよな。ラメ入り星柄のプリ帳なんて。」
3「そういう事。」
丸「・・・因みに、見て良いかって聞いたら?」
3「ご勝手に?」
丸「良いのかよ?」
3「別に見られて困るようなプリ撮ってないもん。」
丸「確かに・・・っつうかすげーあっさりしてんな、並べて貼ってあるだけかよ。普通プリ帳って、もっと飾ったり書き込んだりするもんじゃねえの?」
3「お前は女子かよ。」
丸「俺は女子じゃねえけど、お前は間違いなく女子だろい。」
3「女子はプリ帳デコらないといけないなんて法律があるんだったら、私間違いなくすぐ捨ててるわよ。」
丸「・・・・・・」
3「何よ。」
丸(なんだかんだお前は捨てないと思うぜ、俺)
(不器用な宝物)
(で、辞書は?)
(無い。)