Camp school:With memories 1 - 1/7



「・・・・・・・」
「・・・ね、ねえ千百合?あの・・・・」
「なーにー、朝から?何か怒ってんの?」
「怒ってない。」
「眉間に皺寄ってるだわよ?」
「眠いの。ぶっちゃけ朝飯とか良いから寝てたい。」

一夜明けて今日。
帰る日の朝、女子3人組は正に疲労困憊であった。

普段だったらテキパキ食べられる朝食が、今日は箸の進みがすごく重い。

「昨日あんた達遅かったもんねー。」
「いつ帰ってきたの?」
「帰ってきたのは予定通りだったんですけれど・・・あふ・・・その後、結構ロビーで皆で話し込んでしまいまして・・・・」
「おお!ねえねえなんの話で!?コイバナ?やっぱりラブロマンスが生まれたりしたの?」
「あのねえ桃美。」
「「・・・・」」

紫希と千百合は顔を見合わせた。

恋バナ。
恋バナだったのかと言われると。

「・・・・恋バナじゃない、と言うと、嘘になってしまいます・・・・?」
「まあ。」
「えええ!?」
「マジ!?ねえ誰!?誰と誰!?」
「あ、いえ、あの!誰と誰とか、そういう事じゃなくて・・・」
「面倒なカップルに会って振り回された、って話よ。私らの話じゃーーー」

ない、と言いかけてちょっと千百合は詰まった。

うん、ないよね。
紀伊梨にしてもちょっと良いなと思われただけだし、相手がそもそもあれだから少なくとも桃美の期待してる恋バナとは違うだろうし。

紫希の話?
逆に問いたい、あれは恋バナなのかなんなのか早くはっきりさせてくれ。話の遅いのは面倒だから嫌いなんだよ。

「ふーん。なんか色々あったのねえ。ま、その辺の話は後で報道部として、きっちり聞かせて貰うわよ?」
「嫌。」
「えー!?」
「ごめんなさい、説明が難しくて・・・あの、レポートで良ければ後でお見せしますから。」
「っていうか、桃美は人に頼りすぎじゃない?」
「それ。美嘉良い事言う。」
「はああ!?ちょっとちょっと、それはどーいう事よー!」
「報道部だっていうんなら怠けてないで自分の足でネタ探せよ。」
「基本聞き込みだけだもんね、桃美って。」
「まあまあ・・・桃美ちゃんも、同時に何か所にも居られるわけじゃないですから。ある程度人に聞かないと、どうにもならない所だってありますよ。」
「紫希・・・!」
「紫希、甘やかすな。」
「シャラップ!千百合と美嘉はもーちょっと紫希を見習って優しくして欲しいわ・・・あ!そうだそうだ!優しい紫希ちゃんに、桃美様が特報を教えてあげる!これは正真正銘、私が直接掴んだネタだわよ!」
「特報?ですか?」
「聞かなくてよくね。ろくでもなさそう。」
「もー!どーしてそういちいち千百合は水差してくるのよー!」
「んー、でも桃美の特報って良いことより悪いこと率の方が高いからなあ。紫希、そういう意味でも聞くのは止したほうが良いかも?」
「えええ・・・」
「美嘉までー!・・・まあ、スキャンダルがいつも楽しいことって限らないのはそりゃそうなんだけどさ。でもでも、これは良い事よ!千百合も聞いておいた方が良いんじゃない?」
「そう言われると却って聞く気失くすわ。」
「何よもー!天邪鬼ー!」
「まあまあ。良い知らせは幾つあっても良い物ですし、何事も知らないよりは知っておいた方が・・・」
「そう!そうよ、紫希はえらい!よくぞ言ったわ!知識こそパワー!真実の探求は人間に与えられためーだいの一つなんですからね、良い事?あんた達?」
「ねえ桃美。桃美、一昨日は煙か水煙かなんてどうでも良いっt「では、発表します!


なんと、今日行く博物館のお土産は、買うと運命の人に会えるらしいわよ!」