Camp school:With memories 2 - 5/7


「そろそろ座れー!忘れ物ないな?もう引き上げるから取りに戻れないぞ?」

新海の忙しそうな声が響く中、紫希と千百合と真田はもうちゃんと着席している。基本的に態度は良い3人。

「はーあ・・・」
「お疲れ様です。」
「たるんどる。これしきの事で、」
「うっぜえなお前は本当に。」
「まあまあその辺で・・・」

最終日のバスでもこの調子なんだから、ある意味2人ともまだバリバリ元気なのかもしれない。

「ん。」
「?」
「・・・紀伊梨だ。明日は忘れないでちゃんと付けて来いよって。」
「付ける?」
「お土産の事です。ビードロズの皆で買ったので。」
「紫希何にした?」
「私、ブレスレットです。千百合ちゃんはアンクレットでしたよね?」
「そう。」
「おい、校則違反だ。装飾品の類はーーー」
「普段は鞄に付けておきます。そうでなくても授業中は何かと邪魔になりますし、壊れるかもしれないので。」
「む、そうか。」
(そうなんだ。)

無視して付ける気満々だった千百合だが、どうもそうとは言い辛い雰囲気。
まあ良いか。確かに壊したくないし。

「む。」
「あれ?」
「何よもう・・・」

全員のスマホが一斉に反応した。
こういう時はグループLINEである。

「黒崎棗か。」
「ええと・・・ミュージアム入口の所?」
「何か見える?」
「あ・・・・」