Camp school:With memories 2 - 7/7


「ああああ・・・・・・」

疲れた。
死ぬほど疲れた。

スマホ。
有難う。

この2単語を打って送るのに、如何程の気力が必要だったか、それこそ丸井には分かるまい。

「ねえ郁・・・郁?どうしたの?」
「え?ああいや、別に・・・」
「そう?やっぱり具合悪かったりしない?今日はずっと変だったし・・・」
「ああ、まあ・・・そうだね、疲れてることには違いないね・・・」

病気とかじゃないけど、ここ最近の中ではかつてないほど精神的にぐったり来ていることには違いない。
ああしんどい。
そうだ、何も直接言わなくても良いじゃないかという事に思い至ったのは良かったが、こうやってLINEで連絡取るだけでも結構しんどい。

これが日常なんだろ?マネージャーって人種はつくづく訳が分からないな。

「今凄く鈴奈を尊敬しているよ。」
「えっ!?何が!?何、急に!?」
「良いんだ、こっちの話だから。」
「えええ・・・・」

林にもこの事を言う気はない。
もしかしてちょっとマネジに乗り気なの?とか思われても困るから。

「あ、郁。スマホ鳴ってるよ。」
「・・・・・」
「郁?」
「・・・見るよ。」

見たくないけどな、と内心で付け足してからのろのろと郁はスマホを手に取った。

誰だろう。
丸井じゃないと良いんだが。返事とか良いから既読だけ付けといてくれないかな。

とか思いながらそうっと、隣の林にも見られないよう注意しながら画面を開いた。


『どういたしまして♪』
『もう落とすなよ?』


「・・・・・」

既読を付けて返事をしなかったのは。
しなかったらその分だけ関わりが薄くなると思ったからだ。

うんと言ったら、もう拾ってくれなくなるのかなとか。
そんな事思ってるわけじゃない。

絶対。