『可憐たんはそーじゃなかったのかなー?』
「う、ううん・・・」
紫希はパジャマ姿で机に腰かけていた。
ちょっと一遍書いてから寝るかな、なんて思っていたら紀伊梨から電話が来たのだ。
「可憐ちゃんはマネージャーですから。選手達をいつも見ていると、やっぱり色々思うところがあるんじゃないでしょうか?私達とは違う種類の強い思いというか・・・」
『そっかー。』
「それに、GWでの様子を見ると、可憐ちゃんは随分立海を高く買ってる・・・ええと、すごく強いと思ってるみたいでしたから。関東大会は、立海がいつも優勝してるみたいですし。」
『あー!そーそー、関東の王者とか言ってたよねー!・・・あり?』
「?どうかしましたか?」
『ごみんごみん、ちょっと蓮が来たっぽいー!はーい、開けて良いよー!』
『紀伊梨姉ちゃん、電話の子機知らない?』
『子機?だったらさっきおかーさんが使ってたお!』
(あ。)
それは多分、作戦の真っ最中なのである。
『紫希ぴょんごみん!で?何だっけ?』
「・・・・・」
『紫希ぴょん?』
「・・・あの、紀伊梨ちゃん。ちょっと聞きたいんですけれど・・・」
『んにゅ?』
「先日の小テスト、何点でした?」