夏休み目前のある日のことだった。
ぼちぼち何日かは予定が埋まってくる中、朝練の片付け中に網代から声をかけられた。
「えっ?お休みに入ってすぐっ?」
「そう!何か入ってる?」
因みにだが、今の時点で既に網代と遊ぶ予定が既に幾つか入っている。網代とというか、厳密に言うと「部活のメンバーで」だが。
「ええと、お休み入ってすぐは・・・ううんっ!特にないかなっ!」
「あ、やったあ♪じゃあ、この日遊びに行かない?部長様にね、マネージャーに話を通しておけって言われたの!」
部長様にね。
ということはつまり、今から聞く予定は跡部主導ということである。また大仰な事になりそうな予感を覚えつつ、可憐はスマホのスケジュールアプリを開いた。
「それでっ?どこで何して遊ぶのっ?」
「ふふふっ!聞いてびっくりするわよー、あのね・・・」