My treasure 6 - 1/5


かくして一同は、朝練もないのに朝の5時過ぎに出発することになった。

天候は晴れ。ただしまだ日が昇ってるわけではなく、空が白んできたくらいのもの。
冬じゃなかったのが幸いした。まだ肌寒い程度で済む。

「zzzzz・・・・」
「ねえ誰かwこいつ運ぶの手伝ってwもしくは起こしてw」
「起きますか?昨日相当お疲れのようでしたが。」
「まあ、いずれにしろ着いたら起こさねばならないからな。」
「zzzz・・・そのかばやきさんたろーは紀伊梨ちゃんのですお・・・」
「これだよw」
「起きなければ、交代で運ぼう。」
「そうですね。足場が悪いですから、一人にずっと任せきりと言うのは。」
「助かるw」


「おい、ブン太・・・春日・・・起きないとまずいぞ?」
「「zzzzzz・・・・」」
「それこそ疲れとるんじゃき、そんな声で起きんじゃろ。」
「いやまあ、わかってるんだけど可哀想で・・・特に春日の方は責任を感じるというか・・・」
「もう解決したことに責任を感じとるんか。真面目なやつじゃき。」
「解決・・・してるか?」
「この状態からして解決しとるじゃろ。仲違いしとる相手と寄り添って寝ろと言われても、俺には出来んぜよ。」
「まあ・・・・」


「弦一郎、ルートは覚えているかい?」
「ああ。本来、昨日行くつもりではあったからな。」
「割と遠いの。」
「所要時間にして、おおよそ1時間ほどだ。斜面を登ることを考えると、もう少し伸びるかもしれん。」
「今5時過ぎ・・・着いたら6時・・・ギリギリ大丈夫、かな。」
「何が?何かさっきから、見られないとかギリギリとか言ってるけど、何?」
「ふふ、ごめんね。歩きながら説明するよ。とにかく、出発しよう。」
「そうだな。荷物などは、ここに置いていけば良かろう。最低限必要な物のみ持参すれば良い筈だ。よし!では皆の者、行くぞ!出発だ!」

おお、の声が別荘に響いた。