Daily conduct 3 - 1/7



「しんど・・・・」

千百合はポツリと呟いた。

もうそろそろ夕方だ。
日は沈んできているしそれに従って気温も下がってきているし、暑さは和らぎつつあるけれど、でも暑い。

当たり前だ、さっきからずっと走りっぱなし叫びっぱなしなのだから。

携帯を見ても見つかったという知らせは無い。
つまり、未だに迷子。
休むにはまだ早い。

(えーと、次のスピーカーは・・・あっちか)

元々千百合の居た屋台のエリアは、この広い公園の中でかなり中心に近い方であった。
其処から段々外へ外へ、公園の端の方にあるスピーカー周辺を回って走っているのだが、空振り続き。

中心から離れてきているおかげで人は減ってきており、見通しは立ちやすくなっては居るが。

(でも、そもそも親が近くに居ない子供なんて・・・)

「・・・あ。」

居た。

(待って、待って、あれで間違いないの?本当に?)

急いで携帯を出し、写真と写メった特徴リストを見る。

黒髪。おかっぱ。
赤いTシャツに半ズボン。

(・・・っぽいけど・・・)

グループLINEで一先ず現在地を拡散し、千百合は声をかけようと近づいた。
矢先。

(・・・誰、あの人?)