「・・・クツズレ?」
コキン、と固まる紀伊梨を見て、丸井は紫希の言った事が本当だった事を知った。
「お前本当に血とか苦手なんだな。」
「嫌いだよ!怖いもん、血とかおばけとか!紫希ぴょんはちょっと怖がるけど、なんで千百合っちとかなっちんとか平気なの!?」
「へー、彼奴らは平気なのか。」
まあ納得のいく感じではある。
紫希は普通程度だろうが、千百合と棗がホラーとかスプラッタにビビってる姿はちょっと想像がつかない。
「ねえ、紫希ぴょん大丈夫だよね!?死なないよね!?」
「靴擦れで死んだ奴は居ねえよ。」
此奴の脳内では、血が出る事と命の危機がイコールで結ばれて無いだろうか。
「・・・嫌なら言わなくて良いけど。」
「ふえ・・・?」
「お前なんかあったの?そんな苦手になるような話が。」
「ない!単に怖いだけ!」
「あ、そう・・・」
幼い頃のトラウマがー、とかいう話になるのかと思ったが、それは本人にバッサリ否定された。
「なら、大丈夫だな。」
「何が?」
「夏になったらさ、時間見つけて皆呼んでホラービデオとか見「いやだあああああああ!」
叫ぶ紀伊梨を面白そうに笑う丸井は、勿論わざとでしかない。
「良いじゃん♪呪/怨とか本怖とか「やーーめーーてーーー!」
彼奴らは連休明けても元気だな、とクラスメイト達は暖かい眼差しを向けるのだった。