Solicitation:4th game 1 - 1/6



第3ゲームはケイドロだった。
第5ゲームも動く競技だから、第4ゲームはちょっと落ち着いた奴にしようよ。

という事で。

「それでは今から第4ゲームの組み分けをしまーすwさあくじだくじだw引いて引いてw」

「さて・・・おう、幸村に真田。お前さんらが居るとは、心強いぜよ。」
「ふふふっ、よろしく仁王。」
「よろしく頼む。今度こそ勝つぞ!」

「こちらは、柳君に丸井君に桑原君ですか。よろしくお願いします。」
「ああ、先程と引き続き、よろしく頼む。」
「まあ、任せとけよ。きっちり勝たせるって、ジャッカルが。」
「俺かよ!」

(良いね良いね、なかなか万遍ないぞw)

今の所、同じ人と4回連続で組むという、避けたかった展開は上手く避けられている。
棗は本作戦に手ごたえを感じていた。

「じゃあゲームの説明に移行しようw第4ゲームは・・・障害物競争だー!」

障害物競争。
この言葉を一番よく聞くのは、主に体育祭の時であろう。

「という事は、又走るのかな?」
「いや、今回はあまり走らないようにしてあるw」
「障害物重視というわけか。」
「そのようですね。しかし、黒崎君が用意する障害物と言いますと・・・・」
「うふw」

普通、障害物競走と言ったら平均台の上を渡ったり、網を潜ったり。
そういうのが定石であるが、まあ、そんな良くある事はさせられまい。

「じゃあ察して貰えたところで、続きに行こうw今回のゲームは障害物競争ですがw良くあるトラックを走って回る形式の物ではないですw」
「最初にヒントをお配りしますので、それを元に障害を乗り越えて下さい。クリアできれば、次のヒントが貰えます。」
「全部で5ヶ所移動するかんね!先にゴールした方の勝ちだよ!」
「成程、障害は複数あるというわけですか。」
「尚且つ、スピード勝負っちゅうわけじゃな。」

今度のゲームは、所謂タイムアップは無い。
誰かがゴールして勝者になるまでゲームは続く。

「後、一応今回も考える作業とかテニススキルは要求されるから。そのつもりでやってね。」
「へえ。それは面白そうだね。」
「うむ。腕が鳴るな。」

「っつうか、やっぱりテニスはついてくるんだな。」
「まあ、元々柳生をテニス部に勧誘って言うのが目的らしいからな。」
「ああ。交流を深めると同時に、テニスと言う競技そのものにも慣れ親しんでほしい、という考えがあるのだろう。」

とはいえ、此処まで各種ゲームとテニスを組み合わせられるのは、ビードロズの企画力も勿論だが参加しているメンバーの優秀さが大きい。
理論上できるかもしれないけど、そんな事実際出来る?というような事を平気で要求してくるゲームばかりだが、テニス部は皆しれっと対応してくるからゲームとして成り立っているのである。

そういう意味では、テニスそのものとは別に「立海テニス部」のレベルの高さアピールにもなっているのかもしれない。一石三鳥と言うわけだ。

「さてwそれではお待ちかねのドラフトだがw」

(ドラフトか・・・・)
(ドラフト、ですか・・・)

これは難しい。

さっき千百合は考える事も要求されると言った。
という事は、これは頭脳戦の側面を持つのである。だから紫希が居てくれれば有難い。
しかし、テニススキルも要求されるので、紀伊梨が居てくれるのも捨て難い。
ならいっそピーキーな傾向のある2人ではなくて、バランスの取れている千百合が良いのでは?
などと考え出すと、とても悩ましい。

「逆にもう、誰を入れてもそんなに差はつかんのじゃないかのう。」
「ですね。ここはもう、ランダムにじゃんけんして頂きましょう。御三方・・・3人共、それでよろしいですか?」

「おっけー!紫希ぴょーん!千百合っちー!じゃーんけーん、」








「よ、よろしくお願いします・・・」
「よ。」
「お前さんらか、よろしく頼むぜよ。」

仁王チームに割り当てられたのは、先と引き続き紫希。それから千百合。

「ふふ。春日、さっき負けたのを引きずっているみたいだけど、今は忘れた方が良いよ。」
「幸村君・・・」
「もう終わった事を悔いても+にはならないさ。自分の所為でと思っているなら尚更、切り替えが大切だ。ね?」
「はい・・・」
「そうそう。別に勝つ時は勝つんだし、負ける時は負けるわよ。ゲームなんだから。」
「お前はもう少し勝利に対して気合を入れんか!」
「はあ?嫌。怠い。」

(なんちゅうか、極端なチームじゃのう)

まあ別に良いんだけど。面白いし。




「またやーぎゅのチームだー!よろしくー!」
「ええ、よろしくお願い致します。頼りにしていますよ。(謎解き以外の部分で)」
「?今なんか言った?」
「いえ、何も。」

「まあ頼りにはなるだろい。テニスの部分で。」
「ああ。なかなかバランスの取れたチームではないかと俺は思うが。」
「まあ確かにな。柳と柳生が居れば、考える部分は簡単に出来そうだし。」
「いや、それはどうかな。」
「「え?」」

今回のこの催し。
企画者はビードロズという事だが、実際細かい所を詰めたのは棗だけであると、柳は当たりが付いていた。
というか、詰めの作業を女子3人にやらせるわけにはいかないのである。もしそれをすると、ゲームの前情報をたっぷり持っている人間が3人ゲームに参加する事になる。
その上で2:1で分かれると、著しい不平等が生じるからだ。

だから裏を返すとルールの細部を決められる棗のやりそうな事は、という事を考えるのが肝要なのだが。

(いや、今考えても栓無い事だな。)

「準備は良いかね?ではゲームスタートw」