Solicitation:4th game 1 - 4/6


「紫希ぴょーん!千百合っちー!」
「紀伊梨ちゃん。」
「なんだー、皆一緒だったんなら早く言ってくれれば良かったのにー!」

ROOMは共通って書いてあったの、見てなかったのか。
見てなかったんだろうな。と周囲の何人かが思った。

「えへへー、3人一緒だねー!やったー!」
「ええ。皆一緒なのは嬉しい事でもありますよね。」
「こっち来んな、スパイめ。」
「スパイ!?紀伊梨ちゃんスパイ扱いなの!?」
「まあまあ・・・」

「テンション高いのう、五十嵐は。」
「今迄のゲームはチームできっちり分かれて居たり、逃げ隠れする類の物でしたからね。大手を振って3人で居られるのが嬉しいんでしょう。」
「そんなもんかのう。」
「そんなものですよ。良いと思いますよ?女性が集まると華やかですし、この部屋にぴったりではありませんか。」

「桃色の壁紙とは・・・初めて見るな。」
「調度品や小物も、同色系統が多いな。」
「ふふっ。これはこれで良いんじゃないかな?此処まで何もかもベビーピンクだと、統一感はかなり強く出るね。」

「それにしても広いな・・・寝室って言うから、ベッドと精々クローゼットが置いてあるだけかと思ってたんだが。」
「な。俺の部屋とチビの部屋足してもまだ足りねえし、ベッドどころかソファとかテーブルとか、お!ミニキッチンまである!」
「もし何か見つけても拾い食いするなよ、ブン太?」
「それは俺じゃなくて五十嵐に言う台詞だろい。」

東の塔の寝室は、オプション様なので荒らされて居らず整っていた。

そして、明らかに女性の部屋であった。
壁紙や絨毯は古く色あせていながらも、元々は全部濃いピンク色で纏めて居た事が伺える。
ドレッサーや机の周りは香水瓶やハートモチーフの物が沢山で、大きなベッドに至っては天蓋まで付いている始末。

「広く、物が多い。兎にも角にも、探索ですね。」
「ああ。家探しみたいで気がひけるが、やるかの。」
「言うに事欠いて気が引けるとは、なかなか面白い冗談です。」
「ばれたか。」

(ねーねー、ニオニオとやーぎゅ良い感じだよね!仲良しさんじゃん、作戦は順調ですぞ!!)
(ええ、気が合ってらっしゃるようで何よりです。)
(気が合ってると言うか・・・)

単に似ているだけでは。
という感想を千百合はグッと飲み込んだ。
仁王みたいな性格のに2人も3人も居られたら堪らない、と思いながら。