Camp school:In hotel - 4/4


「黒崎。」
「はい?なんざんしょwあ、食べたい?どうぞw」
「いや、良い・・・・」

桑原と同室の棗は、今オレオを縦にして作ったピラミッドに満足して、上から取って食べていた。普通に食べられないんだろうか、普通に。

「じゃなくて、今明日のグループ決めてるんだろ?」
「ああそうよwちな、賄賂は受け付けてございますわよw」
「は!?」
「本当だよwもう貰ってるもん、幸村と仁王からwあいつ等本当に俺の事よく知ってるわw」

このオレオだって、棗が買ったものじゃない。幸村が夕食後顔を合わせたときに、ごく当たり前のような様子で、はい、と差し出してきたものだ。
これはなんだと聞いたら袖の下だよ、受け取るだろう?とキョトン顔で言われて、つくづく良い友人を持ったと棗は思ったのだった。棗は幸村の、こういう使えるものは何でも使う精神がすごく好きである。

「幸村は千百合とでー、仁王は紀伊梨と一緒が良いってさw」
「五十嵐と?」
「ビビるのが見たいんでしょうなw」
「ああ・・・」
「で?お前は誰とが良いんだw紫希かw」
「いや、誰とが良いって言うんじゃなくて・・・春日を仁王と五十嵐と離してやってくれないかと思って。」
「ん?」

棗はオレオに伸ばしかけた手をピタリと止めた。

「離す?なんで?」
「俺もさっき偶々廊下で会って聞いたばっかりなんだけどな。どうも登山の途中仁王と会った時に、こう・・・ブラックジョークというか、ホラー系の冗談を聞かされたらしくて。今結構、怖がってるみたいなんだ。」
「あああああ、如何にもやりそうな事だわw俺アイツのそういう容赦ない所本当好きw」
「お前も大概だよな・・・何ていうか、今の話聞いて仁王に対する好感が持てる所が・・・」
「お褒めの言葉をありがとうwでもまあ話は分かったwその2人と一緒にするのは可哀想だからって事ねw」
「そう。なるべく怖がらないような奴と一緒にしてやって欲しいんだ。」
「・・・んー、しかしそうかw難しいなw」
「賄賂が無いから駄目って事か?」
「お前から賄賂は何か申し訳なくて受け取れないwじゃなくて、聞いてやるとしてもバランス難しいなってwどうしたもんかな、うーん・・・」

千百合も多少その気があるが、棗も基本言いたい事を言ってくれる人と言うのが好きである。
だからこうして交渉してくる人間をうざいとは思わない。寧ろそれだけ意見を通したいのだなと思って大目に見る事の方が多い。
よってこの場合優先される意見は幸村、仁王、次いで桑原の意見という事になるが。

「・・・んんwどうしよっかなw」

「おーい、もう寝よーぜー。」

「ああ。黒崎、俺達もう寝るけど・・・」
「あ、ごめん寝ててwあっちのデスク行くわw」

夜は更けていく。