Training camp – in Hyoutei gakuen -:How to grow - 1/7


合宿3日目。
起床時間は昨日と一緒。
昨日と同じように朝食を食べて、ユニフォームに着替え・・・ない。今日だけは。

「よし、揃ったな?それでは今日は予定通り、練習はなしで勉強会とする。」

そう。
この中日はまるまる一日、学習の為に使われる。

勉強会と言いつつ、目的としては夏休みの宿題の片付け日である。

「今日一日で夏季休暇中の課題が片付かねえ奴は夕食後も延長とする。わからなければ遠慮なく聞け。兎に角時間を無駄にするな。この夏をテニスに捧げるために、座学に割く時間を徒に増やしてる暇はねえんだ。マネージャーも例外じゃねえぞ、部員全員で心して片付けろよ。」

げえ、という顔をあからさまにする部員達も見受けられる。
が、此処に居る全員が嫌でもやらねばならない事は分かっている。

学生である以上勉学からは逃れられないのだ。
その上で部活に打ち込もうと思うのなら、勉強が嫌いな者ほど逃げてはいけない。そのツケに払う時間は、それこそ質の悪い借金のように雪だるま式に増えていくから。

確かに大会があるのは夏だからシーズンは夏という言い方になるけれど、3年生は兎も角1、2年生は今年度の結果如何に関わらずこれから先も部活が続いていく。
秋や冬の日々だって一日も無駄に出来ない。夏が終わったら勉強するから、は通らない。そんな暇は夏が終わってもどこにも無い。夏が終わったら、その直後からもう次の夏への準備が始まる。

皆それが分かっているから、愚痴は零しても反対はしないのだ。

「では、早速始める。グループに分かれてスタートだ。」