四季の唄

Overnight party 5

「ごめんなさいごめんなさい、っとにごめんなさいもおおおおお・・・・!」「良いんですよおばさん、私達自分で起きてやってるだけなので、」「それより、ご飯かパンかどっちにします?」「どっちにもしません残ったので良いです皆を優先してくださいこんな駄…

Overnight party 4

テニス部とビードロズを合わせたメンバーの中で、ぶっちぎりの早起き人間。真田弦一郎、12才は、目覚まし一つ鳴らすことなく上体を起こした。(む?此処は・・・そうか、昨晩は宿泊したのだったな。)スマホを見ると、時刻は4時。いつも通りだ。朝稽古の時…

Overnight party 3

たらふく食べて、お風呂に入って。ひと段落したら、後はもうやらなければいけない事なんて殆ど残っていない自由時間である。棗がこんな事もあろうかとと買っておいた何組かのトランプとUNOを合わせて、個人になったりチームになったりしながらやいのやいの…

Overnight party 2

そろそろ戻ろうか、と言い出したのは幸村だった。が、実際の所どちらかというと、戻りたいのはの方だという事は、2人ともお互い分かっていた。だから幸村は気遣って自分の方から言い出した。あまり長時間離席していると、皆はそれだけ長い時間いちゃついてる…

Overnight party 1

「・・・と、ノート。よし、荷物はこれで全部だな。」「行ってくるのかい、蓮二。」「はい、お祖母様。明日の夕方には戻ってきます。」「そうかいそうかい、行っておいで。」「はい。」そう言うと大きいボストンバッグを持って、振り返る事もなく柳は家を出て…

First national convention:Complete weapon 2

「勝あああったああああー!!!」勝ーった勝った、ほーやれほ、なんて即興の歌を歌うは、まだ閉会式の興奮が冷めやらない。日を浴びて眩しいくらいに輝くトロフィー。風を受けて翻る優勝旗。優勝、立海大附属と記された賞状。全部全部、日本で一番の証。みた…

First national convention:Complete weapon 1

準決勝で敗れ去った次の日。氷帝学園は自主練日だった。別に傷心を慰める用の自主練日じゃない。選択権を全員に与えるためだ。「134、135、136・・・うん、全員居るわね。部長様、揃ったわよ?」「よし。出せ。」はバスに揺られて、なんとなく外を見…

First national convention:Brave girl 2

「ゲームセット!ウォンバイ四天宝寺中学、7-5!」審判のコールが響き、試合は終了。D2、負け。D1、負け。S3、勝ち。S2、負け。全国大会準決勝進出。これが氷帝学園テニス部における、の最初の夏の戦績になった。ああ、終わったんだ。という感覚は…

First national convention:Brave girl 1

全国大会、2日目。今日も今日とて多忙を極める氷帝マネージャー陣を、遠くからじっと見つめている一人の少女が居た。「・・・間違いない。見つけたわ・・・」ぎ、と歯を食いしばる音がする。こんな所で見つけるなんて。「許せない・・・!」許せない。逃がさ…

First national convention:Bye&bye&bye 3

そんな悶着があったせいかもしれないーーーというと、名誉に関わりかねないが。全国大会準決勝。此処に来て、立海はとうとうD2を落とした。元々城西湘南にやられてからこちら、ここまで急造コンビでやってきて、負けなしだっただけでももう十分驚異なのだ。…

First national convention:Bye&bye&bye 2

3回戦が終わり、準決勝を控えて、ビードロズはベンチで並んで弁当を食べていた。テニス部と合流はしなかった。此処だって試合のあるコートからは大分離れている。コート周辺は選手と観客が入り乱れていて賑やかだが、今はとても静かだ。を除く3人は、今合流…

First national convention:Bye&bye&bye 1

さて、全国大会2日目。今日は勝ち進めば午前と午後一回づつ試合があるので、この前よりも長く幸村の試合を見て居られるかも、とビードロズは早くも観客席でうっきうきである。「今日どこと?どこと?」「勝ったとことでしょ。」「そーだけどー!」「あはは・…